【フラの先生監修】Ka Nohona Pili Kai(カノホナピリカイ)の意味|郷愁を誘う名曲を解説
ハワイ州マウイ島生まれのKeali’i Reichel(以下、ケアリィレイシェルと記載)は優れたハワイアンミュージシャンでありクムフラであり教師です。
彼の作った楽曲はナホクハノハノアワードを始め数々の賞を受賞、日本で最も知られたハワイアンミュージシャンの一人です。
ケアリィレイシェルを一躍有名にしたのは、間違いなく『Ka Nohona Pili Kai』でしょう。
カノホナピリカイの意味
それまでも日本のフラダンサーには大人気のミュージシャンでしたしジャパンツアーのコンサートのチケットは即売、彼の新曲が出れば皆いち早く踊ってみたい!って感じだったと思いますが、あの作詞/森山良子さん 作曲/BEGINの「涙そうそう」のカヴァーをケアリィレイシェルが歌ったことによって今まで取り立ててハワイアンミュージックを聴いたことの無い方たちにも彼の声が刺さり、一気にハワイアンミュージックファンが増えたように思います。
涙そうそうは、森山良子さんが若くしてこの世を去った年の近いお兄様に対して思いを馳せて書かれた歌詞だとか。ケアリィレイシェルの全編ハワイ語で綴られた『Ka Nohona Pili Kai』(以下、カノホナピリカイと記載)の歌詞にはどのような内容が書かれているのかを少しご紹介したいと思います。
歌い出しの情景から、舞台は海辺であることが分かります。
まずタイトルのカノホナピリカイ自体が「海辺に続く家」という意味になりますので、ケアリィレイシェル自身に所縁のある「海辺につづく家」が歌の舞台になります。
この「海辺につづく家」とはケアリィレイシェルの亡くなったお祖母様と過ごした思い出の家。この詩を書いたのはお祖母様がお亡くなりになった後だとのことなので、植物の良い香りや波の音にお祖母様の優しい呼び掛けも思い出されているような気がします。
ケアリィレイシェルの良き理解者でありいつもどんな時でも味方になってくれていたお祖母様を偲ばれ、その想いが綴られています。
ハワイの人たちの家族愛の深さや絆の強さに感銘を受ける美しい曲ですよね。
森山良子さんはお兄様を偲ばれ、ケアリィレイシェルはお祖母様に捧げられた曲。どちらも今は亡き愛する家族に「私たちの絆は永遠」という真実の想いを込めて書かれていて心が揺さぶられます。私も改めてカノホナピリカイの歌詞を読み込んで、95才で他界した自分のおばあちゃんのことをつい思い出してしまいました。。
実は私自身はこの場面の解釈が大好きなんです。椰子の葉陰を心許せる家族のように感じる感覚って素敵だと思いませんか?子どもの頃何かイヤなことがあったり、落ち込んだりした時にお気に入りの公園だとか、ここに来たら元気になれる!っていう落ち着く場所ってありませんでしたか?
自分の全てを受け容れて、癒やしてくれるまるで大好きな心許せる家族のような場所。
この楽曲に出てくる特定の椰子の木(葉陰)はマウイ島のPāʻia(パイア※マウイ島の北海岸、風光明媚な海辺の地域)の元お祖母様のお宅だったお家の前に今も実存するそうです。
曲の終盤では、
美しい想い出に背中を押され日々前を向くことの大切さを教えてくれる素敵な思いに綴られた言葉。久しぶりに歌詞を読み返してみて、幼い頃を思い出し懐かしくなったり。。
それだけでは終わらず、愛を胸に力強く生きて行くんだよと、過去の時代から教えられているような気持ちになりました。
改めて『Ka nohana pili kai』って本当に素敵な曲だと感激してしまいました!
![ラニレコーズ[Lani Records]](https://records.lani.co.jp/wp-content/uploads/2024/04/cropped-Lani-Records.png)